春分企画:ドキュメンタリー映像「うみやまさんぽ walking the solstice」試験公開

バリアフリー字幕付きバージョンも同時公開(21分37秒)

季節が冬から夏へと切り替わる春分の日から、期間限定でドキュメンタリー短編映像「うみやまさんぽ Walking the solstice」を公開します。

 

この動画は2013年の3月春分の日に始まった、女川町の歴史と地形にまつわるウォーキング企画「うみやまさんぽ」 の3年にわたる取り組みを紹介する活動記録ですが、「なぜその土地に愛着やアイデンティティを人は持つのか」という普遍的なテーマに基づいた物語として制作しました。

 

1年前の2016年2月にせんだいメディアテークの「星空と路」上映室で公開された作品に、今回は新しく映像の一部を追加し、また高画質化や音質調整など再編集しました。

さらに、聴覚障害者の方の視聴の補助としてバリアフリー字幕付きバージョンも加えています。こちらは健常者の方でも聞き取りにくい部分を理解する上でもオススメのバージョンとなっています。

また、多くのシーンではこの映像のために制作された音楽が使用されています。ヘッドホンなど良い音響で視聴されると、女川特有の美しい風景や自然の映像をより楽しく味わえます。

 

以下のリンクからご視聴ください。(このページ下部の動画はトレーラー版です。)

 

【バリアフリー字幕付き版】

 

【通常版】

 

公開は4月20日まで。

以後は他のバージョンも含めて完成次第、改めて公開する予定です。

Story

「古代の海の民にとって太陽と遺跡と山の配置に意味があったのではないか」

小さな島の縄文遺跡を訪れた地域研究者が描いた海洋民族の­仮説。それは古くから漁師たちが航海で目印としている山に夏至と冬至の太陽の軌跡が重なる、というものだった。仮説に夢を抱いた土地の自然を守り活動する人、島に生きる住民、遠くから女川を思う美術家などが集まり、夏の島や冬の山で日没や日の出の一瞬を共に待った。

地形に残されたはるか太古の記憶や震災で失われた記憶と、それぞれの「そ­の場所」への想いを重ねながら、人間と自然との関わりの先に未来を切り拓く取組み「うみやまさんぽ」の3年間を描く。

 

Data

出演|藤中 郁生、小山田 徹、山田 創平、岡 裕彦ほか

 

撮影年月日、撮影地など|2013年3月〜2015年12月(宮城県女川町石投山・女川町出島)

時間|21分37秒

制作年|2016年

 

撮影・録音・編集|海子揮一

 

音楽|Onagawa Jomon Orchestra

 

協力|女川ネイチャーガイド協会、女川町ふるさと歴史友の会、女川町教育委員会生涯学習課他

協賛|京都市立芸術大学サイレントアクア実行委員会

制作|一般社団法人 対話工房

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