女川の山や歴史を舞台に女川ネイチャーガイド協会さんと二人三脚で継続してきた対話工房のプロジェクト「うみやまさんぽ」。その3年間の取り組みを描いた短編映像が、来週の2月28日(日)13:07〜、せんだいメディアテーク7Fスタジオシアターで上映します。2/27〜28は他にも素晴らしい作品が多く上映されます。大きなスクリーンで壮大な風景と迫力ある音楽をぜひご高覧ください。
◎3がつ11にちをわすれないためにセンター「星空と路」上映室
http://recorder311.smt.jp/information/48942/
本映像は、震災で喪われたものを描くのではなく共に作ることを主題にしており、またミュージックビデオ並みに音楽を多用した構成になっています。震災後に沿岸部を舞台にしたドキュメンタリー映像としては珍しい部類に入るかもかもしれません。
20分あまりの短編ですが、震災後の様々な状況に振り回されながらも女川の山を愛し守り続ける人の想い、奇跡のような一瞬に集う人たちの想いが少しでも伝わることを願っています。
なお、サウンドトラックは女川に在住の企画参加者によるOnagawa Jomon Orchestraが担当。録音はできたばかりの女川町まちなか交流館のスタジオを借りて行なわれました。
この企画や撮影にあたってはネイチャーガイド協会の藤中郁生さん、地域研究家の山田創平さん、女川町ふるさと歴史友の会さん、京都市立芸術大学の学生さん、メディアテークのみなさんそして出島のみなさんなど多くの方々のご協力をいただきました。
ありがとうございました。
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『うみやまさんぽ Walk along the solistice』2016年
「古代の海の民にとって太陽と遺跡と山の配置に意味があったのではないか」
地域研究者・山田創平氏の仮説に夢を抱いた人びとが集まり、冬の山や夏の島でその一瞬を待った。それぞれの「その場所」への想いを重ねながら、自然との関わりの先に未来を切り拓く取組みを描く。
[撮影・録音・編集]海子揮一
[音楽]Onagawa Jomon Orchestra
[撮影地]宮城県女川町
[撮影日]2013年3月—2015年12月
[制作年]2013年—2015年
[上映時間]21分
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