2017年
7月
25日
火
自宅の跡がわかる間に、亡くなった方の魂を迎え、離ればなれになったご近所同士と一緒に火を囲もうと、2012年に初めて女川常夜灯「迎え火」を開催しました。
人間にとって大切な「火」を燃やし、元気で良かったね、体大丈夫?と久々に話ができました。あちこちに灯があり、若い子からお年寄りまでが一緒にいる。これがほんとの町だと、あの夜思いました。
震災でこの町は大切なものをたくさん失いました。しかし、あの「小さな灯」が照らす光には、これからの希望も感じます。
「毎年形が変わっても必ずやろう、そしてあの震災を忘れない日にしよう」という女川の行事に広がればと願っています。
(前実行委員長・鈴木敬幸さんのことば)
6年目となる今年も開催します。小さな灯の元で、大切な人と過ごす静かな時間。
ぜひお越しください。
[企画名]女川常夜灯2017「迎え火プロジェクト」
[開催日] 2017年8月12日(土) 17時~20時30分 ※20時受付終了
[会 場] 女川駅前広場
・事前申し込み、参加費は不要です。
・町内外、年齢関わらずどなたでも参加できます。
・当日受付で「迎え火セット」(焚き火台、薪、焚付け、軍手、火ばさみ)をお渡しします。
・火の取り扱いについては、会場スタッフがサポートします。
・会場内では手持ち花火の使用は禁止となります。喫煙は指定された場所でお願いします。
※荒天時は中止となります。
[お問い合わせ]
電 話 0225-54-4328(女川町観光協会)
電子メール seapal@onagawa.org (
[主 催]
女川常夜灯実行委員会
[共 催]
一般社団法人女川町観光協会、女川福幸丸、特定非営利活
[協 力]
女川町復興サポートREALeYE、おちゃっこクラブ、
[協 賛] 田中建設株式会社
[寄 付]京都市立芸術大学サイレントアクア実行委員会
[後 援]
女川町
2017年
6月
06日
火
女川町観光協会会長の鈴木敬幸氏が、2017年6月3日に永眠なさったとのお知らせを受けました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
鈴木さんは女川の町の未来を考え、意欲的に活動されるなかで、わたしたち対話工房の女川での活動にもご理解をいただき、さまざまなご協力・ご助言を賜りました。
鈴木さんは、対話工房メンバーのうち町にときどきおじゃまする立場の者にも、いつもあの優しく力強い眼差しで接してくれる方でした。そのご姿勢はより広く町内外で、立場や世代を超えた多くの人々に向けられていたのではと感じます。私たちの活動を町の人々に受け入れてもらえたのは、鈴木さんのご助力があったからこそでした。また、その独特の魅力的な語り口とユニークなご発想は、女川で始まった迎え火/送り火をはじめとして、対話工房の活動そのものにーまさに対話をとおしてー大きな力をくださいました。
ご逝去のお知らせには、大きな悲しみを感じています。
一緒に女川での日々をすごして来られたご家族や町の方々の悲しみはいかばかりかとも存じますが、安らかなご冥福を心よりお祈りします。また、鈴木さんのおかげで得られたところも大きい、女川のみなさんとのご縁を、今後とも大切にしていけたらと考える次第です。
鈴木さん、本当にありがとうございました。
対話工房一同
(すべての写真:草本利枝)
2017年
3月
19日
日
季節が冬から夏へと切り替わる春分の日から、期間限定でドキュメンタリー短編映像「うみやまさんぽ Walking the solstice」を公開します。
この動画は2013年の3月春分の日に始まった、女川町の歴史と地形にまつわるウォーキング企画「うみやまさんぽ」 の3年にわたる取り組みを紹介する活動記録ですが、「なぜその土地に愛着やアイデンティティを人は持つのか」という普遍的なテーマに基づいた物語として制作しました。
1年前の2016年2月にせんだいメディアテークの「星空と路」上映室で公開された作品に、今回は新しく映像の一部を追加し、また高画質化や音質調整など再編集しました。
さらに、聴覚障害者の方の視聴の補助としてバリアフリー字幕付きバージョンも加えています。こちらは健常者の方でも聞き取りにくい部分を理解する上でもオススメのバージョンとなっています。
また、多くのシーンではこの映像のために制作された音楽が使用されています。ヘッドホンなど良い音響で視聴されると、女川特有の美しい風景や自然の映像をより楽しく味わえます。
以下のリンクからご視聴ください。(このページ下部の動画はトレーラー版です。)
公開は4月20日まで。
以後は他のバージョンも含めて完成次第、改めて公開する予定です。
Story
「古代の海の民にとって太陽と遺跡と山の配置に意味があったのではないか」
小さな島の縄文遺跡を訪れた地域研究者が描いた海洋民族の仮説。それは古くから漁師たちが航海で目印としている山に夏至と冬至の太陽の軌跡が重なる、というものだった。仮説に夢を抱いた土地の自然を守り活動する人、島に生きる住民、遠くから女川を思う美術家などが集まり、夏の島や冬の山で日没や日の出の一瞬を共に待った。
地形に残されたはるか太古の記憶や震災で失われた記憶と、それぞれの「その場所」への想いを重ねながら、人間と自然との関わりの先に未来を切り拓く取組み「うみやまさんぽ」の3年間を描く。
Data
出演|藤中 郁生、小山田 徹、山田 創平、岡 裕彦ほか
撮影年月日、撮影地など|2013年3月〜2015年12月(宮城県女川町石投山・女川町出島)
時間|21分37秒
制作年|2016年
撮影・録音・編集|海子揮一
音楽|Onagawa Jomon Orchestra
協力|女川ネイチャーガイド協会、女川町ふるさと歴史友の会、女川町教育委員会生涯学習課他
協賛|京都市立芸術大学サイレントアクア実行委員会
制作|一般社団法人 対話工房
2016年
7月
16日
土
町の顔となる中心街が完成して、町内外の人びとが集う場所が生まれました。一方、今日も他の地区ではこれから工事が本格化して日々町の風景は変わり続けています。
これまで継続して開催してきた女川常夜灯は毎年会場の場所を復興の状況に合わせて変えてきました。今年は新しく駅前広場での開催を予定しています。これまで参加できなかった方々にも参加いただける機会となりそうです。
この5年目の開催をひとつの節目として、今年はプレ企画としてこれまでの女川常夜灯と町の風景の移ろいと歩みを記した記録展を開催します。
そして「迎え火プロジェクト」は8月13日に開催します。小さな火を囲みながらしばし歩みを止め、過去や現在、未来を想う時間になりますよう、ぜひお足運びください。
4年前から継続開催している女川常夜灯。毎年8月お盆の
今年、初めて女川駅前を会場に開催するにあたり、201
開催:2016年7月29日~8月4日
9:00-21:00(最終日は18:00まで)
会場:女川町まちなか交流館ロビー MAP
主催:一般社団法人 女川町観光協会、一般社団法人
対話工房
後援:女川町
お問い合わせ先:対話工房
亡くなった方の魂を迎え、離ればなれになったご近所同士と一緒に火を囲もうと、2012年から毎年継続して開催している女川常夜灯。たくさんの小さな火を囲み、それぞれの想いが重なる静かな時間を共に過ごすイベントです。
5回目となる今年は新しくできあがった街の中心、女川駅前広場にて「迎え火」として町内外のみなさんと共に開催します。
日時:2016年8月13日(土)17:00 - 21:00
会場:女川駅前広場 MAP
主催:一般社団法人 女川町観光協会、一般社団法人 対話工房
後援:女川町
お問い合わせ窓口:女川観光協会(電話0225-54-4328)
想いの一字をうちわに書いて、誰かの一字が入ったうちわを受け取る「交感書道屋台」が女川町にやってきます。宮城県大河原町を拠点に活動するアート屋台プロジェクト実行委員会の出張企画です。
うちわに乗せて心が通い合う不思議な感覚を味わえます。ぜひお楽しみに。
2016年
4月
19日
火
ライフラインが機能しなくなった非常時では、お湯を沸かしたり、暖をとることが必要になります。しかし身の回りにカマドや薪ストーブになる素材や加工のための道具が見つからない場合も想定されます。
そこで針金だけを使い、簡単に誰でも作れて、確実に着火して火持も良い簡易焚き火台「枝トーチ」の作り方をご紹介します。
1) 太い枝4本を一方に揃えて、下側を針金で縛ります。あまりきつく縛らず、少し隙間ができる程度に締めます。
以前の募集、活動、イベント情報は活動ブログをご参照ください。